相変わらず痛い
まったくもって痛い。
いや、正直にいうと、ピークはすぎているような気はする。
先週の金曜日に仕事で高いところにものをとりつけるために、かなり肩に負担をかけてしまって痛みのない右肩が筋肉痛になったほどで、それが原因なような気がする。
肩の可動域が狭いので、早く元に戻りたい。
いつかは戻るはず。
『過ぎにし夏、マーズ・ヒルで』エリザベス・ハンド著市田泉訳(創元海外SF叢書)を読む。「本の雑誌」6月号で大森望氏が絶賛し、5月29日付の毎日新聞でも、若島正氏がとりあげていた。「エコー」は別の翻訳者で既訳済であえてふれられていなかったが、私は初読だったので、この「エコー」がよかった。SFというだけで、苦手かもとかまえてしまうが、あまりSFっぽくないつくりなので読めたかも。
「新潮」5月号に掲載されていた、佐久間文子「ツボちゃんの話ーー夫・坪内祐三」を読む。実は坪内氏のものをあまり読んだことはない。すごい人(語彙貧弱)だというのは、「本の雑誌」でもとりあげられているので知っているが、実感はしていなかった。けれど、書籍になり、読んでみたいなと思ったときに、この雑誌をたまたま手にとり一気読みした。おもしろい。25年間の結婚生活のはじまりから急逝まで、何かで記録をとっていたかのような情報量がつめこまれている。文章の温度感もよく、書籍で読んでみたい。